冬のソナタに出てくる韓国語で時代の変化を感じる。땡땡이は使わない?




 

 

こんにちは、こりあゆです!

 

最近、あの第一次韓流ブームを巻き起こした「冬のソナタ」を数年ぶりに見たのですが、

 

 

「使ってる韓国語が今とは違うなあ」

 

 

と思いながら見ていました。

 

 

ドラマ自体が1話以外大人の社会人の話なので、あまり下品な表現を使っていないというのもあるんですが、ちょっと表現がガサツな登場人物の言葉でも、崩した言葉もそんなに出てこないな~とも思いながら見てました。

 

 

皆さん、あの冬のソナタ、今から15年前のドラマなんですよ。信じられます?

 

 

出てくる携帯電話も、折り畳み式とかそういうレベルではなくもはや色もない白黒画面の本当に初期のものだし、

 

 

 

ドラマでもキーワードとなる「カセットテープに録音したクリスマスプレゼント」も、時代を感じます。私も使ってたなあ~

 

 

 

お母さんが見ていたのを一緒に見てハマったので、私が小学生の時に冬のソナタを見たわけですが、あの頃は全く違和感を感じてなかったのに…時代の変化を感じますね。

 




 

私は研究者でもなんでもないですが、それでもこの15年間ってかなり大きい変化があって身の回りのものも、言葉もとても大きく変わった期間だなあと生きながら勝手に思っているのですが←

(だから私達ってこんな大きな変化を体験できる本当に凄い時期に生きてるんだと勝手に思っている)

 

 

久しぶりに、そして私の韓国語レベルが疎通に問題のないくらいになってから見たら(もちろんネイティブレベルで上手に出来るわけではないけれど)、崩した韓国語があまり使われていない気がして、やっぱり言語の変化はあるんだなあと改めて思いました。

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例えば、日本人が教科書で韓国語を勉強する時に、

 

「学校などをサボる」の日本語訳や意味は必ずと言っていいほど“땡땡이를 치다”と書かれていると思うのですが、

 

 

実は今の学生はもう땡땡이를 치다という表現はあまり使わないんです。

 

 

というのも私も韓国人の学生と日常生活を送るようになってからようやく知った事なんですけど、私が使ってたら「そんな言葉久々に聞いたよwwww」と言われてしまった事があります(笑)

 

今の学生は땡떙이를 치다よりも수업을 째다という言い方をよくするんですよね。

 

 

 

が、この冬のソナタでは主人公が2人で授業をサボるシーンがありますが、この땡땡이 치다という表現が何度も何度も繰り返し出てきますよね。先生が怒るシーンでも同じく言っている事から、当時は一般的に使われていた事がわかります。




 

それから、という言葉が流行語になったのも、2008年~2010年くらいの間くらいなので、この冬のソナタには出てきません。丁度私が韓国語を始めたくらいの年なので、当時はこれが流行語なんだなーと思いながら覚えた記憶があります。それが今ではネット用語としてだけではなく日常生活で、使わない日はいないんじゃないかというくらいよくよく使われる単語になりました。

얼짱, 몸짱などの言葉は、日本でもオルチャンメイク、モムチャンダイエットなんていう言葉が流行ったので今でも知られていますが、それらの言葉に関しては韓国では死語みたいな感じでもうあんまり使われない表現になってしまいました。が、今でも짱좋아, 짱예뻐など強調するように使う表現だったり、最高!という時の짱は残っていてよく使います。

 

あまりにも日常生活でよく聞く表現なので、全く冬ソナに出てこないのを見て本当に昔はなかった言葉なんだなあと思ってちょっと不思議でした。小学生の頃から韓国語に触れていたら、もっと変化が知れて面白かっただろうにと思います。

 

 

それから吃驚したのが、まだ最終話まで見返したわけではないので絶対に出てきてないとは言い切れないのですが、

 

대박, 헐, 쩐다

 

などという言葉が使われていないんです。

 

쩐다に関しては、比較的最近の言葉でやっと定着してきたくらいの言葉なので出てこないのは当たり前にしても、대박にはちょっとびっくり。

 

そして헐も出て来ていない気がするのですが、今では日常生活で使わない事がないくらい使うような言葉なのに2002年当時はそんなに使われてなかったんだね?と友達に聞いたら、

 

 

「いや、当時にもあったかもしれないけど、あんまり地上波向けの言葉じゃないって認識だったからわざと使ってなかっただけかもしれないよ。今でも、ケーブルTVでは煙草のシーンは使えるけど、公衆派では煙草のシーンだめなはず。韓国はそういうの厳しいから」

 

 

との事でしたが、たばこと헐って同じレベルか!?と思ってしまいました。韓国はこういうの確かに厳しいけど、真相はどうなんでしょうか。

 

こうやって、ストーリーに集中したり懐かしむだけじゃなくて、韓国語にも注目して見てみるとすごく面白いです。なので時間をかけて最終話までちょっと見てみたいと思います(笑)

 

自己満足な記事になってしまいましたが、今日はこれで!

また次の記事でお会いしましょう!




 

 

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ABOUT US

こりあゆ
こりあゆ。1993年6月11日生まれ。海外生活7年目、韓国生活6年目。2009年冬16歳の頃、韓国語を独学で勉強し始め半年後高校の夏休みを利用し1カ月短期留学。それからも独学で中高級まで終わらせ、高校卒業後18歳で渡韓。2012年9カ月間延世大学語学堂に通い卒業、2013年キョンヒ大学に正規入学し文化コンテンツ学専攻、卒業後、2018年より韓国現地のIT企業に新卒就職、コンテンツマーケターとして働く。