「外国人」として学校生活を送った、1回生の時の話をする。~孤立した生活、ティンプルでの出来事、等々~




こんにちは、こりあゆです。

「こりあゆぶろぐ」を書き始めて9年目。16歳の時に始めたので、歳をとって立場が変わるにつれ、ブログの内容も変化してきたわけですが、私のブログの内容が「日本人の韓国の大学生活」になったのが2013年、つまり5年経つわけですね。

私が当時から色んな留学ブロガーさんのブログをいちファンとして読みながら、自分もリアルな留学生活が綴りたくて、

出来るだけリアルな様子を、そしてリアルなその時その時の気持ちを綴ってきたつもりですが、

 

それでもこのブログは「こりあゆ」という人物が主人公でオープンにしているし、学校名まで公開している状態で、

多少ながら私のブログも影響力がないわけではなく、いくら自分の日記だからといって何でも書けるわけではありませんでした。

 

ので、当時個人的な事で凄く悔しい思いをしたりした事も沢山あったものの、そこまでオープンには書けていませんでしたが、きっと留学生の皆さんも共感したり、これから気を付ければこうはならないような経験も沢山してきたので、

少しずつ今だから言える!というようなお話がこれからブログで書けたらいいな、と思います。

きっと、今の生活の事も、数年後はこうやって過去として明るく書けている事だろうと信じて一生懸命生きようと思います。(笑)

 


 

まず、語学留学や交換留学ではなく、私の立場は「正規留学生」で外国人として現地の大学に入学した学生です。

誰もサポートしてくれる人もいない完全に「1人」の状況から始めなければいけなかった異国での大学生活。

日本の歳ではまだ19歳で、人見知りなくせにお酒も飲んだことない状態で韓国の文化に溶け込まなくてはいけず(韓国のお酒文化を知っている方なら同情してくれるはず笑)

 

私は焦っていました。

 

「せっかく韓国の大学に入ったのだから、韓国人の友達を作らなくては!」

 

という気持ちから・・・。

 

というか入る前は、大学のほとんどは韓国人なのだから、自然と友達は出来るだろうと思ってましたし、

少しくらい外国人で同じ学年だったら気にしてくれる友達の1人や2人いるのではないかななんて甘い考えを持っていました。

 

 

が、現実は、全く。

今考えればただ当時たまたま出会った人達が運悪く冷たかっただけだったのですが、結構トラウマになりましたwwwwwwwww

 

 

基本的に、現地の学生だって特に一回生は自分達の事で手一杯ですから、大して外国人学生に興味を持ちません。話しかけてくれるなんて事滅多にありません。

特に私の通う大学のような、外国人で溢れているような大学は特に珍しくもないですから。。。

 

そこで、とりあえず始められるような事から始めてみました。隣に座った韓国人に話しかけてみたり、課外活動に参加してみたり。

人見知りで日本語でもそんなに自分からぐいぐい行ける性格じゃないので、最初からうまくはいきませんでしたが時間が経つにつれ「知り合い」は増えてきました。

そこで、仲良くなる手前のその「知り合い」が増えた時期から、

私はよくカカオトークでその子達に「いつ空いてる?」と聞かれるようになりました。

内容はとりあえず、ご飯に行こうというものなので私は仲良くなる過程だと思って普通に嬉しく思って予定を決めて会うのですが、

 

必ずと言っていい程、結局ご飯に誘われた理由が「頼み事があったから」という事ばかりでした。

 

大体、1,2回生の時は教養の授業でアンケートしたりインタビューしたりというのが大量にあるのですが、特に多かったのが必須科目の外国人を助けるようなテーマで課題をやるというもので、

外国人と一緒に何かしたり、イベントに参加したり、その趣旨自体は良いんですがそれは本当にその授業のためだけの形だけのものなので、

「何か留学生活でしんどい事ない?」と聞かれ、「特に今はない」と言うと、

 

 

「え?あるでしょ?何か言って下さい」

 

 

と無理矢理スクリプトを作らされる始末。フィクションすぎるだろおい^^^^^

 

私が外国人だからとこんな感じのチームに色々誘われ、ただ外国人が参加した事実が必要なだけなのでそれ以降プロジェクトが終わると特に連絡はなくなったり。

 

どうしても友達になる前に、「外国人」と見られてしまっていたんですよねえ。。

 

ちょっと仲良くなったかなあと思える友達に会おうと言われて会ったら、

その時間もその子の「外国人学生を助けてあげる」ボランティア活動の時間だったみたいで、時間稼ぎに使われた?事もあります(笑)

 

 

私が前々からトウミ制度(留学生1人に現地の学生が1人ついてヘルプする制度)を特に勧めないのはこういう経験からです。

否定もしないですし全然一度くらい申請しても良いと思いますが、ちょっと思ったのと違う…となる可能性もアリです。

何か困っていて申請するというよりは、韓国人の友達と付き合いたい一心でトウミに申請する留学生が多いのですが…現地でトウミをやってる学生を見てきたからこそわかります。

こちらも助けてもらえるという利点がある代わりに、韓国人学生も点数制で単位を貰うため、ボランティア活動の肩書が欲しくてやってるので行動が事務的になる場合が多いです。

何十時間以上と決まっているボランティア、出来るだけ会う時間を稼がなければいけないし、韓国人学生だって楽しみたくても他の事も考慮しなきゃいけないですからね。

性格がとても合えば可能性はゼロではないですが、あんまりそういう人は見た事ない気がします。むしろ普通に授業が一緒の友達とかの方が何かのためではないので友達になれる可能性高いんじゃないかなあ…

 

そんな事ばかりでしたねえ。

今思えば私があまりに断れない性格であったのと、何かしら人と接する機会を持たなければ韓国の大学にいる意味がないという無駄に真面目な考え方が変な方向にいってたなあと(笑)思いますね。

 

他にも色々ありましたよ。

 

 

普段は呼ばれなくても「日本語系」の用事には絶対呼ばれたり・・・。

普段めっちゃ冷たい韓国人の同期の子で、日本語が教わりたいからと試験期間だけ呼んでくる子がいました。

正直私には別の勉強がありますし、私は何のボランティアなんだろうとも思ってあんまり行きませんでしたけど。←

(ていうかひらがなとか教わるものではなく覚えるものだから!)

 

そして、典型的な「日本人女子」が好きな韓国人男子からのわかりやすいアプローチ(笑)

珍しく気にかけてくれて、課題とかも教えてくれて、有難い友達が出来たもんだわなんて思ってたら…ただ日本人女子に興味があっただけで断ったらもうさよなら、気付いたら次の日本人にGOしてたり(笑)

正直何も嬉しくもなかったです。

私になんか興味ない、ただ日本人女子というステータスだけを見ているのが見え見えな人ばっかりなんですもの。

ソゲティン(友達の紹介で1:1で恋愛目的で会うもの)も本当によくよく誘われました。「日本人の女の子って言ったら会ってみたいだって」って、そんな理由なら私は会いたくないです。←

 

そして、皆大嫌いなチームプロジェクトでは(笑)

専攻の方の授業でこういう事はあまりなかったんですが、外国人がいるというだけで嫌がる学生にも出会った事結構ありました。点数下がりやすいからという理由で。

どんなに一生懸命やっても、結局は韓国人がやる事増えますもんね。。

誤字チェックなんか普通やらなくていい事までやらなきゃいけないし、外国人に発表させたり出来ないですし。

そしたらある時、あまりに外国人が余るので教授が見かねて「グループに必ず1人は外国人が必要です」と言った瞬間、声をかけられる私達wwwwwwwww

それまでは見向きもされなかったというのに・・・!

 

そんな、孤立した言葉通りの「外国人学生」として過ごしたのが1回生の時でした(笑)

いやもちろん良い人もいましたし、素敵なグループに恵まれた事もありました。でも、深い仲にはなれなかったんだよなあ~

 

今考えると、何度も書いてますが自分自身も「外国人だから迷惑かけるかもしれない」と思ってどうしても1歩下がってしまっていたと思います。

当たり前に私が入っていくのは申し訳ない事だと思ってましたから、ぐいぐい行ったら韓国人達は迷惑に思うんじゃないかと思ってましたし。

大学2回生の後半頃、私がやっと現地の普通の大学生として大学生活を送れるようになって、自分は少し現地の大学文化に溶け込む事が出来たんだなと実感できるようになりました。

 

私は語学堂のような感じで大学でも外国人同士なら立場も一緒だし助け合いながらうまくやっていけるものだと思っていたのですが、

トラブルあり、軽い裏切りまであり、本当に思い出したらキリがないような事が沢山ありました。(笑)

もちろん仲良しの友達も出来ましたが、出会った人の数を数えると本当に片手で数えられる数・・・。

ああ別に国籍とかもう関係ないなと、

もうそこから、元々あまり人間関係を築くのが私は得意じゃなかったので、もう自分から無理に色んな所で良い顔をして我慢をする事も、

自分から人に近づく事もすっぱりやめた途端、

今までとりあえず人と出会おうとやっていたサークルや活動がきっかけで、本当にひょんな事で知り合った韓国人の同期の友達数人が今の親友たちになりました(笑)

その時はもう今までの努力が嘘みたいに、すーっと仲良くなっていきました(笑)もちろん時間は少しかかりましたけど。

 


 

よく韓国人の友達と大学生活が送れている事が羨ましい、どうやって友達を作ったのか、と聞かれる事が多いです。

やっぱり現地で「外国人」って分けられて生活するのってどこか寂しいものですよね~

わかります、わかります。

私も、海外で大学生活を送るなら現地の学生と一緒に過ごさないのは本当に勿体ない事だと思うし、私は心底運が良かったとは思うのですが、

私も正規留学生の皆さんが1、2度は経験した事のあるような経験をたっっっくさんしての、今があります(笑)

 

むしろかなり遠回りしました。←

 

だから皆さん、同じような経験されてても安心してください。

何とかこうやって大学に小さな小さな居場所を見つけて、2人といない友達を作り、韓国文化に少し近づく事が出来た人間がここにいます。

ただがむしゃらに友達作ろうとしたってだめだったんですよね。それじゃ外国人云々の前に表面的な友達しか作れないです。

とりあえず人に出会おうとしていた行動が結果的には繋がったので、ある程度自分からアクションを取る事は大事なんだと思いますが、日本にいる時みたいになんか合うなあと思う友達と結局深い仲になりますもんね。

絶対合う友達ってどこの国にも存在するはずですから!

 

と、私の昔の経験が当時はしんどかったけど今はクスりと出来る話になったので、共有してみました(笑)

どうでも良いお話でしたね。

 

それでは次の記事でお会いしましょう、さらば。

 

 




ABOUT US

こりあゆ
こりあゆ。1993年6月11日生まれ。海外生活7年目、韓国生活6年目。2009年冬16歳の頃、韓国語を独学で勉強し始め半年後高校の夏休みを利用し1カ月短期留学。それからも独学で中高級まで終わらせ、高校卒業後18歳で渡韓。2012年9カ月間延世大学語学堂に通い卒業、2013年キョンヒ大学に正規入学し文化コンテンツ学専攻、卒業後、2018年より韓国現地のIT企業に新卒就職、コンテンツマーケターとして働く。