こりあゆが考える「韓国のアイドルと日本のアイドルが求められるものの違い」




皆さんこんにちは、こりあゆです!

今日は久しぶりに自分なりに分析してみた!系の記事を書いてみたいと思うのですが、今日のテーマは「韓国のアイドルと日本のアイドル」にしようと思います^^

このタイトルを見て「どちらかのアイドルをディスるのか?」と思った方、そうではありませんご安心を!(笑)

 

 

最近、第3次韓流ブームが起こり始めているように思います。

それに伴い韓国のアイドルに関する様々な意見がSNSで飛び交っていますが、

中でもよく見かけるのは韓国のアイドルが好きな人たちの「韓国と日本のアイドルの実力」に関する意見。

私が今回記事を書くのは、どちらが上手い、下手という事に関してではなく、

何年間も韓国のアイドルを客観的に見ながら思った事があったのでそれについてただただ自分の意見を述べていきたいと思って書きます。(笑)




 


 

まず、下手上手という事に関して私個人的な意見を軽く書くと、

「日本のアイドルにも歌が上手くてダンスが上手なメンバーはいます。」「そして韓国のアイドルにも歌下手だったりダンスが得意でないメンバーはいます。」

一概に、どちらの国が上回っているという事は言えないでしょう。

 

が、韓国のアイドルグループの全体的なバランスを見た時に、韓国は必ずあるメンバーの欠点をカバー出来るメンバーが存在しているため、

ぱっと見た時に全体的なパフォーマンスの完成度がとても高く見えるというのはありますし、

そしてその欠点をカバーできるレベルというのが並レベルではなく、韓国特有の「練習生生活」を何年間も積む事で、ダンス担当ならダンス、歌担当なら歌を徹底的に鍛えてからデビューをさせるために、

グループ全体のメンバーの構成がとても上手だなとは思います。

 

 

それから、日本の思う「ダンスが揃っている」と韓国の思う「ダンスが揃っている」という基準が違うのではないかなと私は思います。(ダンサーではなくあくまでもアイドルにおいて)

 

皆さん北朝鮮の行進や、子供たちの演奏会?の動画を見た事ありますでしょうか。

まだ10歳にも満たない子供達とは思えない表情管理、笑顔、ぴったり揃った踊り、そしてメインボーカルの歌声・・・。

一体まだ我儘を言いたい放題の歳の子供達をどう教育したらあんな完璧なパフォーマンスになるのかと怖いくらいです。

そこまでいかないとしても、私は韓国にはどうしても「完璧主義」が強い気がしてならず、少しだけ似たようなものを感じてしまいます。良くも、悪くも。

 

日本の場合は揃ったダンスパフォーマンスをしたとしても…例えば私は乃木坂46さんが好きなので例をあげると、「インフルエンサー」の舞台は振り付けがポイントとの事でしたが、

日本ではあくまでも「同じ振り」である事がポイントであり、

テレビで最高難易度の振り付けと言われていたので、振り付けが大事であってロボットのようにぴったり揃わせる所までは求めていなかったのかな?と。

練習時間もかなり限られている中で、全員が揃って練習出来る時間もわずかだったとの事でしたしね。

韓国だったらまず、練習が満足に出来ないような状況であれば曲を出すのを遅らせるような気がします。単に重要視する部分が違うのかなと思いました。

 

ただその代わり、日本のアイドルは個人がとてもよく見えるというのが長所だと思うんですよね~

韓国は初見だと誰が誰だかわからないというのが欠点かも。これはよく言われてますが、私は顔というかパフォーマンスにもあるのかなと思います。

 

あとはジャニーズの舞台なんかを見ていても(実は私、小中学生の頃ジャニーズがとても好きでした笑)、

揃った振り付けであっても韓国の軍隊の行進並みではないので(笑)

逆に私は個人個人で見た時にダンスの魅力が違うなと思ったので、それはそれでアリなのかなと。

 

日本人がアイドルに求めるものって、ロボットのような完璧なパフォーマンスより何というか、「癒し」みたいな部分が大きいのかなと個人的には思いました。

高度なダンスならダンサーがいる、高度なボーカルなら歌手がいる。

 

これは大学でコンテンツの授業のプレゼンでもよく出てくるテーマでもあったのですが、

日本は随分前から、アイドルの「成長過程」を見守るのもファン活動の楽しみと捉えている事が多く、

韓国の場合はデビューから完全体を求めている事が多いのではと思います。

 





 

いつの番組だったかは忘れてしまったのですが、少女時代のメンバーが自分達で、デビュー曲である「タシマンナンセゲ」のライブ映像を見て、

 

「うわ~私達。凄い息ぴったりだよ。そりゃそうだよね、デビューに向けて、練習室でたった1つの動作だけで何十回と合わせて、腕の高さとか1つ1つ確認しながら1日何十時間と練習したもんね」

と言っていたのを未だに覚えています。

 

私は韓国の練習生の練習漬けの生活が大変とは聞いてましたが、昔これを聞いた時初めて、あんな幼い歳でそこまで練習させられていたのかと思いました。

韓国は、同じ振りでも完っ璧に揃っていないとパフォーマンス性に欠けると考えるのだと思います。

 

そして韓国の場合、90年~2000年くらいの間に、ダンスをメインとするグループが増え(H.O.T、ソテジなど)

一体ダンサーなのか、歌手なのか、と常に口パクに対する意見が上がっていました。

そのせいで一時期1997年~音楽番組では放送中、口パクであれば「口パク」という表示が画面に出されるといった処置がされる程。

これ、歌手からしたらちょっと嫌ですよね、「口パク」って思いっきり書かれた画面に自分が映し出されるなんて…(笑)

ちなみに2001年には、きちんとライブで歌っている場合は「LIVE」の表示が出るようになりました。

 

その後も、韓国では2001年に決定的な事件がありました。

 

当時3人組の「ガールフレンド」というグループがデビューをし、一世を風靡したあのピンクル、S.E.Sの後を継ぐグループとして注目されましたが、デビューしてすぐに消えてしまいました。

その理由が驚きなのですが・・・。

 

このガールフレンド、デビューし1カ月程は口パクで舞台に立っていましたが、デビュータイトル曲を番組でライブで歌うスケジュールがマネジメントのミスで入ってしまいました。

その収録直前、

メンバー達がいきなりマネージャーに「実はこの曲は自分達が歌ったわけではなく、別の人が歌ったものだ」と告白。マネージャーはその事実を知らずにいたため、

それを聞いて結局このままではだめだと判断しマネージャー自ら辞職、この事実をメディアに明らかにしてしまいました。

 

もちろんメンバー達は悪くなく、事務所側が「歌手は皆やっている」と説得したためそういう世界なのだと思ったそうで、

メディアで泣いて懇願した姿も放送されたそうなのですが…残念ながらこんな事実が知られてしまった以上は活動は続けられないですよね…。(ちなみに3人中1人だけ録音に参加したそうです。)

 

この事件にプラス、類似した事件がまた発生するなどした事で、韓国ではアイドルの「口パク」にかなり厳しくなった、出来るだけライブ主流でやるようになった、と言われています。

私はどこかで、口パクは韓国で法で禁止されたと聞いていたのですがどうやらまだそこまでではないようです。

ちなみに中国では法で禁止、口パクしたら罰金だそうです…←

 




今現在は表示だとか、そのあたりが少し曖昧になってしまっているようなのですが、もう今では一般人がパフォーマンスを見てSNSでMR除去をしてジャッジをしてしまう時代、

出来るだけライブにしなければいけないような雰囲気が作られてしまいましたね。

 

口パクがOKだった時代から2018年現在まで活動を長く続けているアジアのスター、BOAも、いつかのインタビューで

「昔は口パクOKだったから、とにかく舞台に立って思い切り踊ってくればよかったから本当に舞台が楽しかった。」

と話していました。

厳しくなってしまうと、1度音を外しただけでもネットでは色々言われるでしょうし…きっと物凄い緊張だったでしょうね。

 

もちろん日本でも口パクはよく思われないですが、韓国はこういった事から「とにかく完璧でないと」という考えを事務所だけではなくて国民側も持つようになったのかな~と。

ここまで激しいダンスをして歌を乱すななんて正直人間に求めるレベルが高すぎないかと私は心配になるほどです(笑)

私も今のアイドルはよくわかりませんが、少なからず新曲を楽しみにしているグループはいますし、そのたびにやっぱりパフォーマンスを楽しみにしている1人ではありますけどね~

アイドルの皆さんには健康を大事にしてね、と言いたいです(何目線)

 

つまり何が言いたいのかというと、この実力がどうのこうのという話に関しては、国民がアイドルに求めているもの、そして色んな基準が違うだけであると私は思いました。

 


 

これらは全て私の個人の意見なのですが(笑)いかがでしたでしょうか。

この記事を書くにあたり、私の意見を書きつつも、日本のアイドルが好きな方も韓国のアイドルが好きな方も両方とも気分が害さないような書き方がしたくて悩んだ結果数時間かかりました(微笑)

今から論文準備に取り掛かりたいと思います(時間配分)

それでは次の記事でお会いしましょう!

 

*私は海外に行く際にトリバゴで一番安い宿泊先を比べています。おすすめ。

 




ABOUT US

こりあゆ
こりあゆ。1993年6月11日生まれ。海外生活7年目、韓国生活6年目。2009年冬16歳の頃、韓国語を独学で勉強し始め半年後高校の夏休みを利用し1カ月短期留学。それからも独学で中高級まで終わらせ、高校卒業後18歳で渡韓。2012年9カ月間延世大学語学堂に通い卒業、2013年キョンヒ大学に正規入学し文化コンテンツ学専攻、卒業後、2018年より韓国現地のIT企業に新卒就職、コンテンツマーケターとして働く。