【韓国アイドル】KISS OF LIFEナッティの10年間のデビュー過程から見る人生のタイミングのお話




みなさんお久しぶりです、こりあゆです。

よしよし、1ヶ月1投稿が出来ているぞ…もう少し頻度を上げたいと思っている(と毎回書いている気がする)ので、

早速こりあゆお得意、久々の芸能記事を書いていこうと思います(自分で言うな

次に芸能記事を書くんだったらこの人!とずっと前から決めていたのが、

 

KISS OF LIFEのナッティ。

 

ナッティの事は、TWICEを誕生させたオーディション番組「SIXTEEN」時代から知っていたので、密かに成功を見守っていました。

韓国語では물 만난 물고기、日本語では「水を得た魚」 

本当に言葉通り水を得た魚のように、ナッティ以外の誰にもこなせないぴったりのコンセプトでデビューしステージを楽しんでいる彼女ですが、

その裏で10年間もの苦労を経験しているのをみなさんはご存知でしょうか。

小さな事務所からデビューし、つい最近デビュー371日にして見事初の1位を達成しました!

1位という数字ももちろんですが、幼い歳で韓国に渡り、10年間挫折を乗り越えナッティにぴったりのコンセプトでデビューを果たしたことが何よりも、誰よりも成功したと言えるのではないかなと私は思っています。

ナッティのバックグラウンドや成長過程を通し感じたこと、人生はタイミングだよね、という内容をつらつら書いていくブログになります、

是非暇つぶしにも読んでいただけると嬉しいです!


ナッティプロフィール

名前 นัตตี้ (ナッティ, Natty)
誕生日、年齢 2002年 5月 30日 (22歳)
出身地 タイ🇹🇭バンコク
身長 167cm
事務所 S2エンターテイメント
グループ名 KISS OF LIFE

10歳でタイから韓国へ

ナッティはプロフィールにもあるように、タイ出身🇹🇭

ダンスに興味を持ち、体操をやめて約1年間ダンスを学んだナッティは、幼いながらも歌手になりたいという思いが芽生えたんだそう。

そんな時、当時のタイでのダンスの先生がたまたま韓国人で、タイでSM、JYP、YGのオーディションが開催されることを知ります。

先生の勧めもあって、オーディションに参加した結果、なんとSMとJYPのオーディションに両方合格(!)

韓国で練習生生活を始めることとなったわけですが、驚くべきは年齢。

なんと当時、ナッティの年齢は満10歳でした(幼!)

SM入社

2013年、丁度こりあゆが韓国の大学に入学した歳ですね(誰も聞いてない)11歳という若さでSMに入社したナッティ。

JYPの印象が強くあまり知られていませんが、JYP練習生となる前は、約1~2ヶ月間SMで練習生として過ごしていたんですね。

ただし、この期間は正式契約前の準備練習生。

Red Velvetのジョイやスルギと一緒に練習し、同じ宿舎で生活していたんだそうです。

JYP入社、TWICE候補メンバーとなるも…

SMでの練習生期間中にJYPから合格の連絡を受けたナッティ。

JYPは家族のようなアットホームな雰囲気」という話をインターネットで見たことや、母がJYPのボーイグループ2PMのファンだったことからJYPを選び練習生として再スタートを切ることになります。

SMを出てからは、約3~4年間JYPで練習生として練習に励むこととるナッティ、入社時点ではまだ小学5年生でした(…)

そして2015年、私たちがナッティを知るきっかけとなったJYPのサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」に参加。

(当時、こういう色がよく韓国のコンテンツで使われてた気がするけど本当に目が痛い<TMI)

このオーディション番組から、あのTWICEが爆誕するわけですが。

ナヨン氏の横がナッティ

SIXTEENを通してパク・ジニョン氏からもダンスの実力を認められ、ダンスで注目されましたが実はJYPに入社したのは「歌」だったそうで、実力が伴っていることでも話題になりました。

最年少にしてTWICE候補として最終回まで生き残るものの、残念ながらデビューは逃してしまいます。

私もリアルタイムで当時韓国で番組を見ていましたが、脱落の時に「幼すぎるからまだ次のチャンスがきっとある」みたいなことをゴリ氏が言ってた気がするけど、

年齢差やキャリアの差も後々考慮するのであれば最初から候補として出すべきではなかったのでは()と当時思いながら見てました。候補となっただけでもすごいんですけどね。

この時を振り返ってナッティはこう語ります。

 

「SIXTEENはただただ楽しかった。最後まで生き残れていたから、もしかしてデビューできちゃうかも?という期待はしていたし落ちたのは残念だったけど。

TWICEでデビューしたオンニ達もすごく良くしてくれていたし、デビュー後は辛いというより、素敵だな、ああなりたいな、と思っていた。」

 

当時最年少だったからこそ、楽しみながらオーディションに参加出来たのかもしれませんね。

この経験を通じてステージに立つ楽しさを知り、真剣に歌手としての夢を抱くようになったというナッティですが、

 

SIXTEENの2年後にJYPを退所します。

 

これにはナッティ応援組(ワシを含む)はもうびっくり。

退社した理由をはっきりとは明かしていないものの、後にインタビューで

 

「うまくやらなくてはいけない。でも、出来なくて…もどかしかった。諦めてしまい、両親はその姿を見て泣いていた。更に申し訳なく思った」

 

と語っています。

ご両親も離れた土地から応援していてうまく行かない現実がもどかしかったと思いますが、一番辛かったのはナッティ本人ですよね。

幼い歳で挫折を経験し、どれだけ辛かっただろうかと思います。

オーディション番組「アイドル学校」参加も…

JYPを退所してすぐに、Mnet主催のオーディション番組「アイドル学校」に出演し、これも話題を呼びました。

当時Mnet主催のオーディション番組としては「PRODUCE101」の人気が絶頂だった時で、今度はまた違ったオーディション番組が出るということで期待されていました。

実際はというとそこまで視聴率も高くなく、結果的にはあまりヒットせず知名度も低いままでしたが・・・

 

最初は、PRODUCE101出身のイ・ヘイン(後にナッティの救世主となる)、そしてナッティの認知度がダントツだったので2人共常にランキングが上位だったのですが、

最終的にはここでも2人ともFromis9としてのデビューを逃してしまいます。

但し、この時Mnetのデビュー組の裏操作が酷かった時期で、イ・ヘインを含む3人が順位を操作されデビューが出来なくなったと言われているので、ナッティの最初の順位を考えるとこの操作の被害者である可能性が高いと言われています。

 

つまり、本当はデビュー出来る順位であった可能性もあったわけです。

 

こんなに悔しいことはない。

このオーディション参加は、本気でデビューを狙っての参加だったため「SIXTEENの時とは表情が全然違って、楽しめている表情ではなかったのが残念」とナッティは語っています。

JYPを退社し3年後、ソロデビューを果たすも

2020年にはついにナッティ、韓国でソロ歌手としてデビューし、2枚のシングルアルバムをリリース!

このソロデビューの曲ね、結構良いんですよ。

このままいけば、今でいうチョンハ氏やウンビ氏のような新しいジャンルのソロ歌手の道に進めるのでは…?と思っていたのですが、2曲目の反応が割と良くなく、そのままフェードアウト。

韓国の小さい事務所は結構こういうことって多くて(日本も同じですかね)、知名度があっても事務所の状況が良くないと一気にガタついてしまいいつの間にか消えている…

ここで流石のポジティブなナッティも何度も諦めたいと思ったとのことですが、自分のアーティストとしての側面を100%見せられていないと感じ、続けることを決意します。

ついに夢叶う。KISS OF LIFEデビュー

ナッティは知名度があったため、多くの事務所からグループデビューのオファーを受けていましたが、またデビュー準備→失敗と、うまくいっていなかった時の事。

丁度ナッティのデビューの話がなくなってしまったタイミングで、

上で書いたアイドル学校で知り合ったイ・ヘイン氏がアイドルの道に行くことを諦めS2エンターテインメントでディレクターとして働き始め、グループの構成を考えていた時、

今回出すアイドルは個性あるナッティを中心としたメンバーでキャスティングするしかない!と思い、ナッティからキャスティングすることになります。

メンバー全員のキャスティング秘話も面白いのですが長くなるので省略。

 

ここで、ついにKISS OF LIFEが誕生するわけです。

S2エンターテインメントでは、約1年間KISS OF LIFEのデビュー組として練習をしているので、

この再デビューまでの約10年間、ナッティは6つ以上の事務所で練習生生活を送ることとなったわけですが、

私はデビュー日にMVを見て、

今までのナッティの苦労は全てこのKISS OF LIFEとしてデビューするためのものだったのだと確信しました。

もうね、こんなにナッティの個性が際立つコンセプト、ないんですよ。

もしTWICEでデビューが出来てしまっていたら、

もしFromis9としてデビュー出来てしまっていたら、

もしソロで成功してしまっていたら、

それはそれでその時は幸せだったかもしれませんが、ナッティらしさを存分に生かした活動が出来ていたでしょうか。

デビューと同時にメンバー各自ソロ曲を出したのですが、みなさんご存知ナッティソロのSugarcoatは名曲。

韓国国内でも、ナッティやKISS OF LIFEのことは知らなくても、この曲聞いた!曲良いよね〜といった感じで、曲の知名度は割とあったほど。

デモ曲は男性が歌っていたらしく、事務所ではアイドルに相応しいのかどうかの論議もあったそうですが、

個人的には出してくれてありがとう!ナッティに歌わせてくれてありがとう!という気持ちでいっぱいですの(誰なの

人にはそれぞれ花咲くタイミングがある

私こりあゆはまだたったの30年しか生きていませんが、社会経験を通し辛い時や大変な時、自分なりの信念を貫いてきたつもり…でした。

が、綺麗な言葉やモチベーションを高める名言だけを信じるには、

世の中理にかなっていないことも多いなと思わざるを得ない出来事もちょいちょい目の当たりにしてきたり。

そのため昔に比べると、やたらとポジティブな言葉にはあまり響かなくなってしまったのですが、

それでも私なりの生き方をするため、信念を常にアップグレードさせ自身を奮い立たせています。

そんな31歳現在の私の信念をまとめるとこんな感じ。

「良い意味でも、悪い意味でも、運は存在する」

「自分に起きる出来事には全て意味がある」

「努力は裏切ることもあるけど、無駄にはならない」

「花を咲かせるタイミングは皆違う、長い目で見るべし」

実際にナッティのこれまでの過程だけ見ても、この通りなのでは…と思わずにはいられません。

よく「運も実力のうち」だとか、「運が良い人も努力している」と言いますが、これらは正直個人的にはうーん、ケースバイケースかなと思うんですよね。

何をするにも「運」が全く影響しないことってないと思うんですが、

長い目で見てどうなるかはさておき、たまーに驚くほどに本当に運とタイミングだけで上手い方向に行ってしまう人というのは、残念ながらというべきなのか、幸いというべきなのか、正直存在すると思ってます。

そういう例を見るとネガティブになりがちですが、誰にでも何かしら自分にぴったりの運とタイミングは時間がかかってもいつか訪れるものなのではないかなと。

 

ナッティの場合、実力もあり努力も重ねているのにも関わらず、何度もチャンスを逃しました。

10年間に渡り実力を上げては、何度も新しいチャンスに挑戦し、そして何度もデビューが中断。

その反面、この10年の間たったの数ヶ月練習しただけで大企業からデビュー出来てしまいトップに上り詰めたアイドルも私が知っているだけでも数人はいる。

それを眺めながらの練習生生活はきっと私たちが想像しているよりももっと辛いものだったと思いますが、

ナッティが今ひまわりのような笑顔でステージを思い切り楽しみ沢山のファンから愛され認められているのは、

今のタイミングで、ナッティをよく知る人物からのキャスティングがあり、KISS OF LIFEのコンセプトでデビュー出来たからこそ。

そして、この10年間K-POPの文化やファンが求めるアイドル像にも変化があったわけですが、

例えば、

アンコールステージのボーカルに対し異常に厳しくなったり、外国人メンバー合流のハードルが低くなったり、ヒールではなくスポーティーな靴を履かせろと言いつつ健康美のあるセクシーさを求めるファン達、全世界でK-POPが注目→グループの多様化が進み異国的な雰囲気を受け入れる風潮にあること、

一部の変化を例に挙げましたが、

もし10年前、いや5年前にこのグループがデビューしていたとしても、あまり評価されなかった可能性もあったと思うんですね。

今だからこそ、実力を兼ね揃えたナッティにぴったりのグループとメンバーと共にキラキラ輝けているのではないでしょうか。

最善を尽くしていれば、どこかで苦労を共にした人物が、パートナーとなることもある。

もし前に進めない時が来たとしても、運に恵まれていないと感じた時があったとしても、長い目で見たら今は人生で見るとたったの1ページ目であり、

3ページ目では自分だけのタイミングが訪れることがある。

ずっと諦めずに努力してきたら、掴むべきタイミングでチャンスを掴み取ることができる。

 

ナッティに勇気づけられた人、多いのではないでしょうか。

ご存知なかった方も、この記事を通してナッティの魅力を知ってもらえた上で誰かの支えになったら嬉しいです!

それでは今日はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!

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ABOUT US

こりあゆ
こりあゆ。1993年6月11日生まれ。海外生活7年目、韓国生活6年目。2009年冬16歳の頃、韓国語を独学で勉強し始め半年後高校の夏休みを利用し1カ月短期留学。それからも独学で中高級まで終わらせ、高校卒業後18歳で渡韓。2012年9カ月間延世大学語学堂に通い卒業、2013年キョンヒ大学に正規入学し文化コンテンツ学専攻、卒業後、2018年より韓国現地のIT企業に新卒就職、コンテンツマーケターとして働く。