皆さんこんにちは、こりあゆです!
今までにもブログに少しずつ書いていた事ですが、先日Twitterで呟いたところ少し反応があったようなので記事にしてみる事にしました。
韓国は完全にデジタル履歴書をオンラインで志願するスタイルなので(むしろ手書きは✖️)たまに日本で就活してる子が手書きで何十枚も履歴書書いて合否が郵送、と言っているのを聞くと大変そうだなと思います。全て手書きは辛すぎる…😱他の国はどうなんでしょうか? https://t.co/AkR8nH77YN
— こりあゆ@韓国ブロガー (@ayumi611) July 26, 2018
そう、韓国は何でもオンラインで、書類や申請もデジタルで済ませてしまうので、日本から来たばかりで日本文化に慣れてしまっている、特に留学生は戸惑う事だらけだと思います。
もちろん普通の生活でも慣れるまで戸惑うようなオンライン申請もよくあるのですが、渡韓前に少しでも韓国のデジタルシステムを知っていたら対策が出来ると思うので、「語学堂」「韓国の大学進学」「韓国就職」に分けて書いていきたいと思います!
語学堂編
語学堂に関しては、先日上のツイートをした際に思い出した事があったので一緒に書いてみました。
私が延世語学堂に通っていた時代(2012年)既にレポートは全てワードで制作したものでなければいけなかったのだけど、パソコンの使い方がわからないからと、毎回手書きで書いて提出している日本の方に先生が毎回「出来るだけでいいからワードで制作して下さいね」と注意していたのを思い出す。
— こりあゆ@韓国ブロガー (@ayumi611) July 26, 2018
私は大学進学のつもりだったのでレポートは大学進学前の良い練習になり良かったのですが、6年前でこうだったので…高校生で卒業後語学堂進学する予定の方は全くパソコンで韓国語を打ったことがなく戸惑う方もいるかと思うので参考までに😊少し練習しておくと楽かも。
— こりあゆ@韓国ブロガー (@ayumi611) July 26, 2018
全生徒が外国人で、韓国語がまだ未熟な語学堂生でも「提出物は99%パソコンで作成したもの」でなければいけませんでした。
語学堂によっても少しずつ違うかもしれませんが、私の通っていた語学堂は延世大学付属語学堂でした。
語学堂を選んだ理由も、大学進学を目的に通っている学生が比較的多いと聞いたからなのですが、延世語学堂の場合は確かに聞く限りでは他の語学堂よりもレポート提出が多く、卒業論文があるという点から大学進学目的の私達のような学生にとっては大学進学前の良い機会でした。
が、私のように高校卒業後すぐに語学堂に入学した場合。
私は結構高校時代から韓国語で検索をかけて調べてはブログを書いていたのでハングルのキーボードはある程度打てていたにも関わらず、文書作成にはやはり時間がかかったので、
少しでも日本のパソコンにハングルシールを貼るなどして打つ練習をしておくと大分変わると思います。
ただ大学とは少し違うのが、課題提出はオンラインではなく、パソコンで作成したものを出力して先生に直接提出するスタイルだった事でしょうか。
ツイートにあるように、日本の方(凄く勉強熱心な方でした)が毎回パソコンがよくわからないからという理由で手書きで提出していましたらその都度注意されていたので、手書きで提出は出来ないと考えた方が良いと思います。
韓国大学進学編
①文書作成はもちろんパソコンで、提出もオンライン上で。
韓国の大学の課題は、99%…いや、100%パソコンで作成します。
手書きで提出するような提出物はほぼないと思って良いと思います(本当にメモ程度の意見提出などは手書きもあったかもしれませんが…)
そして提出は全て大学の専用ページにログインをしたら提出出来るページがあるので、基本オンライン上での提出になります。
私の通っていたキョンヒ大学では、大体3種類くらい提出フォームがあって、教授が指定した場所に提出をする事になっていました。
②各大学ごとにある提出用ページやカフェを利用してオンラインで授業日程や締め切り確認
もちろん提出専用ページになっているので、締め切りもオンライン上で確認する事が出来るようになっている事も多く、
提出が例えば2018‐07‐28‐0:00と時間設定になっていた場合は、1秒でも遅れたら提出が出来ない仕組みになっています。
どうしても事情があって提出が出来なかった場合はEメールで提出になりますが、点数に反映してくれるかどうかは教授によって変わります…。
また大学にこういったフォームがあるのであまり最近は使いませんが、たまーに授業用のカフェページ(日本にはない文化ですが、韓国ではカフェといって申請したら見れるようになる会員制コミュニティサイトがあります)を作って学生を参加させて課題系は全てそこで進行する教授もいれば、
アメリカ、カナダ、イギリス等英語圏から来た教授の中には、母国で使っていたオンラインサイトで進行をさせる事もありました。分かりにくかった…。
③授業で使うプリントは各自でオンライン上にアップされたものを出力して授業へ
日本に交換留学しに行った韓国人の学生が「日本の大学の教授はプリント全て全員分コピーしてきて配ってて凄いと思った、韓国ではないよね」と言っていて確かに!と思いました。
韓国では基本的にその授業のオンラインページに必要な資料が全てアップされるので(教授によっては授業直前にアップする人も…どうやって準備していけとry)
学生は自分達でアップされた資料を確認しコピーして授業に行かなければいけないので、コピー室は常に混んでいます。
教科書を使わないで授業をする教授も多いのですが、そういう場合は大体教授の作ったPPTで授業が進むので、教授がアップしてくれたPPT資料を上の写真のようにコピーし、
これに書き込んでいくのがほとんどの学生のスタイルです。
あとはオンラインでPPTをアップしてくれているので、パソコンを授業に持ち込んでPPTファイルのメモ欄にそのまま授業内容を書き込んでいる学生も多いです。
ただ私は、基本そんな感じで授業でメモを取ったら、別でノートに1から全て整理していくスタイルで勉強していました。
勉強自体をパソコンでやるのは、私の頭にはなかなか入りづらかったので書くようにしてましたが結構そういう子も多かったです。
④学期中何度もあるプレゼン、PowerPointは必須
韓国の大学に4年間通うと、嫌でもPPTがある程度作れるようになります。(※日本ではパワポと略すようですが、韓国ではPPTと略します)
そのくらい嫌と言うほどプレゼンをします。←
韓国ではこういったプレゼン資料でもデザインをかなり重視するので、もちろん文字が多いPPTはNGですし、フォントが全てのページ揃っていないのも減点の対象になる事があるため、特にチームでのプレゼンの時は誰かが最終チェックとしてフォントを統一したりします。
(たまたま検索に引っかかったものをお借りしました。本当に上手な子達はこんな感じ)
そしてデザインが良くないと見向きもされない事もあるので、韓国の学生達は既存の文字フォントはまず使わないですし、デザインもかなり気を使って作成をします。
そしてこれらをチームプロジェクトでPPTを作成する場合、PCカカオトークでデータを送ったり貰ったりしながら付け加えていって最終本を作ります!
⑤韓国にだけあるハンコムソフト「アレハングル」という謎なソフトをダウンロードしなければいけない
これが一番不必要だと思った物なんですが…韓国にだけある「アレ(ア)ハングル」というソフトをダウンロードしなければいけないんです!
作成は最近ワードでも、アレハングルでもどちらでも可だという教授が増えたように思いますが、
ソフトがなければデータを開く事が出来ない事も多いので韓国の大学に通うならダウンロード必須です。(有料ですが、大学が提供してくれる事が多いです)
アレハングルは使い勝手最悪な上、文字化けするので私が作成する時は絶対ワードですが、指定されている場合は仕方なくこれで作成していました。
また、日本のパソコンだと文字化けしてきちんとダウンロードできない事が多いです。
私は入学当時~大学3年まで日本のパソコンだったので中国人の友達に英語版のものをどこから持ってきたのかしらないけどダウンロードしてもらいました。有難かったけどそのせいでパソコンの至る所に中国語の変な広告が出るようになったのは秘密
そうでもしないと課題が出来なかったんですねえ。。このファイルで作成されたものをワードで閲覧しようとすると文字化けして見られないですしね。
最近では大分企業でもワード中心になってきたようですが、学科の教授が大企業に勤めていた時代に「マイクロソフトの使い方は完璧だったが、アレハングルはうまく使いこなせなかった。そしたら会社の上司にイマドキこれも使いこなせないのかと物凄く怒られて、グローバル化を謳ってる会社に疑問を持った」と言っていました。
⑥韓国の大学といえば、オンラインでの受講申請(別の名を戦争)
受講申請に関してはもう私のブログを見て下さっている方は飽きる程見て来ている事かと思います(笑)
1分1秒でその学期の運命が変わる受講申請、決められた日時にログインしてクリック、人数にもれたら空きが出るまでひたすらパソコンとにらめっこ。
もし寝坊して申請が10分でも遅れれば教養の授業はほぼ無いと思って良いでしょう。
過去記事で「チーズインザトラップ」という韓国の大学生活が舞台となっているドラマから見る、韓国の大学生活という記事を書いているので良かったらご覧下さい!
韓国就職編
①履歴書は基本デジタルで作成・手書きはむしろダメ!
日本では手書きが基本の履歴書、合否は電話か郵送…という事をよく聞きます。
何十枚も手書きで書くなんて…正直日本の就活生は物凄く大変だろうと思います…コピーペーストが効かない分何度も同じような文章を書かなければいけないですもんね。
韓国はむしろ手書きでは、もちろん受け取ってもらえないというのもありますが、基本的にはオンライン上で提出するため提出が出来ません。
ちなみに合否は電話の所が多いのと、大企業の場合はホームページから確認できる事もあります。
②大企業はホームページから各企業ごとに違う形式で直接入力した履歴書・自己紹介書を提出する所も
大企業の場合は、各企業ごとに形式がある事が多いので(全ての企業とは言えませんが)ホームページの志願ページから既存の履歴書を提出する形ではなくイチからその企業が設定した内容を記載していく必要があります。(大企業でなくても企業によってはあります)
つまり、課外活動や語学資格の欄など無い場合でも書かないという選択肢がないんですね。(鬼畜)
③求人サイトで基本履歴書作成、オンライン上で提出。
韓国の求人サイトの中で大きなサイトは「サラミン」「ジョブコリア」だと思いますが、両方とも履歴書を作っておいて保存する事が出来ます。
そして基本情報(学歴など)はそのままに、自己紹介文だけを編集したりして保存が出来るので時間短縮にはとても良いです。
(サラミン公式サイトより写真お借りしました)
もちろん、このサイトで作成した履歴書をワードやPDFに変換して保存する事も出来るのでとても便利です!
④証明写真を撮ったらメールでデータをくれるのが当たり前
日本では手書きの分、何十枚と証明写真が必要かと思います。
私がアメリカ、ボストンでのキャリアフォーラムに参加した時も(キャリアフォーラムではイベントの特性上履歴書のコピーでの使いまわしが許されてはいましたが)
のりが置いてあるブースがあり、ひたすら証明写真を貼っている学生が多かったのを覚えています。
韓国の場合、むしろ証明写真を撮りにいって受け取る写真を履歴書に使う事はほとんどなく(免許や住民票くらい?)オンラインで提出の際に写真をアップロードして使います。
そのため、何も頼まなくても写真屋さんは当たり前にメールアドレスに証明写真をデータで送ってくれます(もちろんもれなくフォトショ付き)
韓国はそこまで服装や髪色に厳しくないですが、きちんとしていればイメージは良いので写真だけでフォトショでh髪色を変えたり顔色を良くしたりしてくれるのは韓国ならではですね。もちろん顔も別人級に変えてくれます☆
いかがでしたでしょうか!
何度もブログやSNSに上げてきている情報ではあるものの、まとめを作りたかったのでこの機会に作ってみました。
まだまだあると思うので、思いついたら追加していく等して更新していきたいと思います。
それでは次の記事でお会いしましょう^^
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