韓国語版「名探偵コナン」を見るとここが面白い!大阪が釜山に⁉アガサ博士が外国人に⁉




みなさんこんにちは、こりあゆです!

ブログを見て下さっている皆さんは、私が名探偵コナンのファンである事はご存知かと思いますが、もう本当に大好きで劇場版はもちろん、アニメも最新話まで見ていて黒の組織の正体が暴かれていくのがもう楽しくて楽しくて毎日の癒しになっている程(笑)

ただ名探偵コナンの劇場版最新作はというと、日本に一時帰国してでも見に行きたい気持ちはありどうにかタイミングを見計らえないかと思ってましたが、

どうしてもまとまったスケジュールが組めず、週末だけじゃ飛行機代が勿体ないので泣く泣く諦め…4か月待ち、ついに昨日韓国で公開されました!

韓国では劇場版名探偵コナンを殆ど吹き替え版で公開するので、いつも韓国で見るのが嫌だったんですが、読者さんが「韓国でコナン字幕版で見た事ありますよ!」と教えて下さったので調べてみると、

今回はCGVは全て吹き替え版でしたがロッテシネマは少しだけ字幕版の公開がされていました!

残念ながら近い映画館では字幕版がなかったので、ノウォンまで足を運んだのですがなんとチケット完売。すぐに時間調べて建国大に向かい、ネットでチケットを買ってギリギリ公開日に日本語で映画を見る事が出来ました…。

もちろん1人で(笑)!キャラメルポップコーンまでしっかり買っていざ!

もう安室さんの感想やストーリーの感想はこのブログが韓国ブログなので控えますが、インスタグラムのストーリーではしばらく余韻に浸らせて頂きます、フォロワーの皆さんごめんなさい(笑)

それにしても最近、1つや2つならまだしも色々と理不尽な事が連続で起きてでまさに言葉通り”힘 빠졌다”という感じで、実は数週間人に会わず連絡も取らず干からびた生活をしていて本当にそろそろ限界だ…と思っていた所だったので凄く良い気分転換になり、救われた気分でした。

やっぱり一生コナンについていきます!この時代に生まれて、日本人に生まれた事が誇りだ…(大袈裟)

名探偵コナンに関する記事はいくつか挙げているのでそちらも良かったらご覧下さい♪

韓国語版「名探偵コナン」の名言で中級高級韓国語を軽く学ぼう!

さて話はズレましたが、実は「韓国版名探偵コナン」を見ると結構色んな部分で工夫が凝らされていて面白いんですよ~!

字幕版はただ台詞の韓国語字幕がついてるだけなのですが、普段韓国で放送されているのは韓国語吹き替え版。

これがまた色々面白いので今日は韓国語版名探偵コナンの面白さを皆さんにお伝えしたいと思います!

 


韓国の子供達はコナンが韓国のアニメだと勘違いしている程、韓国でのストーリーに。

初めて韓国語で見た時は吃驚しましたが、見事にキャラクターの名前はもちろん地名までもが韓国名になっていて、

背景の文字の書かれた看板なども殆ど英語や漢字以外はハングルに直されていたりして韓国の環境に出来るだけ合わせようと工夫が凝らされています。

日本だけでなく韓国でも大人気の日本のアニメ「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」も、こんな感じなので実は韓国の子供達はこれらが日本のアニメだと知らない子も多くいるんです!

ちょっとこれには吃驚ですよね。日本はアニメ大国で、なかなか小さい頃外国のアニメを吹き替え版で見るという機会がなかった私達なので、どれだけ違和感がないものなのかは想像が出来ませんが、

コナンの場合は日本の歴史の話や、アガサ博士の日本語特有のだじゃれクイズがちょいちょい挟まれているのも全てそのままなので(例えば坂本龍馬が出てきたらそのまま日本の歴史上人物坂本龍馬で話を通してますし)

違和感を感じても不思議ではないと思うんですけどねえ。

 

そしたら去年、日本の文化であるかるたがメインの映画が公開されたではないですか…!

さすがにこれは吹き替え版では設定に無理があるという事で、一時は韓国での公開は無しになるのではと言われていたそうですが、字幕版のみでの公開になったとの事でした!

韓国では出来るだけコナンの世界を韓国の環境に近づけるように努力しているとの事ですが、このように状況的におかしくなってしまいそうなものは字幕のみにして対処しているようですね。

さすがに子供達気付くだろうもう

 

吹き替え版では東京がソウル、大阪が釜山の設定に!だが方言は・・・

基本的には日本語版でしか見ないので知らなかったのですが、劇場版を韓国語で見た時は衝撃でした。

東京がソウルに、大阪が釜山になっていたんです。この大阪にあるタワーも、釜山タワーととされ平次達が釜山の地を案内するようなシーンもあるわけなんですが、

なのに、必然的に釜山出身という事になる平次はというと、

全然標準語wwwwwwwwwwwwwwwww

何故そこは設定に合わせなかったのでしょう‥‥。

初期の方のコナンで、平次が新一のフリをするシーンで普段こてこての関西弁を話す平次が標準語をうまく話せていないのがポイントの回があるのですが、

もし方言を使っていたとしたら韓国語で見ていてもまた違った面白さがあっただろうにと非常に残念でした。

場所の名前を変えちゃうのであればちゃんとその土地の方言も使ってほしかったなあ。

 

キャラクターの韓国名がキャラのイメージや日本名の特徴を捉えていて凄い!

名探偵コナンのキャラクターの韓国名一覧に関しては、前に記事にした事があったのでそちらも貼っておきます。少し見にくいのでまた編集しておきますが、良かったら覗いてみて下さい!

いくつか例を挙げるとですね、

韓国語版「名探偵コナン」キャラクターの韓国名が特徴捉えてて面白い!!

工藤新一:남도일

名前のドイルはコナンドイルから。初めて新一の韓国語名を知った時は感動しました!韓国語名として無理矢理感ゼロだし、小さくなった方がコナンなのに対し大きい方はドイル!すばらしい!

灰原哀:홍장미

この韓国名は「紅い薔薇」という意味です。日本語名とは漢字で当てはめているわけではないのに、哀ちゃんのイメージにぴったりの名前で吃驚しました!

円谷光彦:박세모

パク三角wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww酷いいくら顔が三角形だからってwwwwwwwwwww名前三角▽にする事ないじゃないwwwwwwwwwwwでもちょっと合ってるwwwwwww

世良真純:양세라

日本版では苗字がセラですが、韓国語名は名前の方がセラ!日本でも世良さんは名前ではなく苗字で呼ばれているキャラなので、これはぴったりですね!

小嶋元太:고뭉치

これはまたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww元太が想像出来そうな名前ですことwwwwwwwwwwwww

 

更に、アガサ博士が何故か外国人名?!

上の記事にも書いていましたが、

あのアガサ博士の名前が何故か「ブラウン博士」という日本名でも韓国名でもないような名前なんですwwwwwwwwwwwww

一体何故?!特に外国人設定になっているわけではないのですが・・・。

一時期大分昔ですが、アガサというお酒があるという理由でアガサ博士が黒幕候補に挙がりましたがあまりに噂が回りすぎて作家さんが直接否定した事がありましたよね。

それでもしばらく一部では、噂が回ってしまったから黒幕を急遽変えたのでは?と言われていたようですが、

外国語版でアガサでないのであればその線は無さそうですね。ブラウンというお酒があれば別ですが、

他の組織のメンバーの名前「ジン」「ウォッカ」「ベルモット」等全部きちんとそのまま韓国語になっているので、最初からそんなつもりなかったのではと思いました。

 

日本版では空手、韓国版ではテコンドー!

蘭が披露するシーンの多い空手ですが、韓国版ではやはりテコンドーとなっています。

私はスポーツには疎いのであまりわかりませんが、アニメの描写だけではあまり二つのスポーツの技の違いは出てこないのでしょうか?

大会で披露するシーンよりも明らかに蘭が事件に巻き込まれて私服のまま、犯人に技をかますシーンが多いから大丈夫なのかもしれませんね(笑)

 

声を寄せるのは難しいが、それでも出来るだけ寄せてきている

コナンや新一はどうしても日本版での声が似合いすぎていて、そしてとても個性的で子供の時からキャラと声が完全一致してしまっている日本人が韓国語版を見ると、どうしても見ていられない!と思ってしまうのですが、

日本と違って韓国は声優の数が圧倒的に少ないです。

韓国の声優文化。工藤新一もルパンも声優が同じ!?

なので上の記事に書いたように、同じ声優がいくつもの代表的なキャラクターを演じる事はよくよくあるのですが、

それでも出来るだけイメージが壊れないような声優チョイスをしてくれていて(特に灰原哀、ベルモット、高木刑事なんかはあまり差がないような気がします)

主人公は日本版のインパクトが強くやはり違和感は消しきれませんが、声優さんの声にも注目しながら見てみると面白いです!

 


 

いかがでしたでしょうか!

もちろん私は基本的に日本版しかしかみないですが、見た後同じものを韓国語で見るとおもしろかったりもします。

コナンファンとしては首をかしげたくなる部分はあるものの、出来るだけ日本版での魅力を引き出そうとしているところも面白いですし、

また全然違う部分もそれはそれで韓国バージョンだと思えば見ながらまた違った楽しみ方が出来ますので興味のある方は韓国語版でも一度見てみたらいかがでしょうか!

 

それではまた次の記事でお会いしましょう、さらば!




ABOUT US

こりあゆ
こりあゆ。1993年6月11日生まれ。海外生活7年目、韓国生活6年目。2009年冬16歳の頃、韓国語を独学で勉強し始め半年後高校の夏休みを利用し1カ月短期留学。それからも独学で中高級まで終わらせ、高校卒業後18歳で渡韓。2012年9カ月間延世大学語学堂に通い卒業、2013年キョンヒ大学に正規入学し文化コンテンツ学専攻、卒業後、2018年より韓国現地のIT企業に新卒就職、コンテンツマーケターとして働く。