【香港の英語教育】香港人が英語を「話す事が出来る」理由




みなさんこんにちは、こりあゆです!

 

突然ですが皆さん。私達アジア人、特に日本や韓国では香港人=英語ペラペラというイメージ、ありませんか?

それは香港の公用語が広東語と英語だと聞いたから自然とそう思っている場合が多い…かと思うんですが。

私は公用語だというくらいだからカナダのモントリオールくらい町中2か国語表記なのか?と思ったら、香港がイギリス領だったのは140年も前だし、やっぱり母国語は広東語だから町中広東語で溢れている。

だから広東語と英語が公用語だと聞いて香港に行った人達が、イメージと違いすぎて吃驚したという程じゃないですか。

もちろん観光地の案内なんかは日本や韓国と同じ、いやそれ以上に英語が通じるのですが、普段の生活では広東語を使うため地方の人や年配の人はそこまで話す事が出来ない方も多くいて、それにびっくりしたという記事をいくつか読みました。

 

香港人で英語が出来る人が多いのは完全に環境のせいだと思っていたけれど、それが全てではないのか?

 

でも私が韓国で出会った香港人の学生は「英語は一応話せる」という人がほとんど。

何故、普段使わないのに皆若い子達は話す事が出来るのだろう?と疑問に思っていました。

いきなり話がぶっ飛びますが、今年に入ってあの国民的アニメ「カードキャプターさくら」のクリアカード編が始まりましたね。私も10年以上も前のアニメの続編ということで本当に楽しみにしているファンの一人なわけですが、

この新しいクリアカード編を見ていて吃驚したのが香港人キャラである「小狼と苺林が香港人っぽい描写がある」事でした。

昔のCCさくらでは2人は外国人だけど日本語も普通なら有り得ないくらいペラペラだし(笑)

さくらと小狼が小学生で国際恋愛してる事実を忘れそうになってしまうくらい日本語のシーンしか出てこないのですが、

今回は小狼や苺林が広東語でメッセンジャーでやり取りしているシーンも出てきますし、

なんと小狼が流暢な英語で外国人に道案内するシーンが出てくるんですよ。

そしてさくらの「小狼くん、英語喋れるの?」という問いに、

「香港にいたからな」

と小狼は答えています。

この台詞が作られたことからも、日本で香港=英語が話せる、というイメージがついている事がわかるんじゃないかなと思います。

 

とは言ったって、そこまで日常で英語を使っているわけではないというのに「香港にいたから話せて当たり前」なわけがないじゃないですか。

子供は小さい時からの言語環境に脳内言語が左右されるし、ハーフで生まれた子のバイリンガル教育に苦労している人も多いと言う。

カナダで出会った知り合いも「日本とのハーフで、小さい頃からお母さんにはずっと日本語で話しかけられてたから日本語は理解出来ても話す事が出来ない」と言っていた程。

一体香港ではどんな英語教育がされていて、皆「話す」事が出来るようになっているんだろう?

と不思議に思った私は、直接香港人の友達に聞いてみました。

 


 

英語教育が始まるのは幼稚園から

「英語はいつから習うのか?」と聞いてみたところ、「一応英語には幼稚園の頃から皆触れているはずだよ」との事。

日本でも韓国でも英語の早期教育は常に話題に挙がっていますが、やっぱり小さい頃から少しでも触れているか触れていないかの差はかなり大きいと思います。

私はというと幼稚園生の時なんてろくに日本語もきちんと話せていなかった気がするのですが(笑)、幼稚園生がどのように英語を習得していくのか凄く気になりますが、本人は覚えていないとの事です。←

 

小学校5年生から本格的な英語の授業が始まる

「本格的に英語を学ぶのはいつなのか?」と聞いてみたところ、意外にも小学校低学年ではそこまで英語をしっかりとは学ばず、

私達日本人が中学で学ぶような英語の文法の勉強は小学5年生くらいから始める学校が多いそうです(※学校によって多少差あり)

そのため、中学に上がる頃にはある程度英語の基礎知識は身についている状態になりますね。

一応私の通っていた日本の小学校(普通の公立)でも近所に外国人寮があり外国人が沢山住んでいた事もあって。年に一度外国人と触れ合いの場を設けたり(私のペアは韓国人でしたけど笑)ALTを呼んでの授業もありましたが、

あれは授業ではなくゲームだったし(笑)今思うとあれで英語の授業を普段からやっていたら活かせる機会あったのにと少し残念です。

 

中学校では英語の授業+英語の討論の授業

私達は中学1年生で基礎の英語文法や単語を学びますが、それを小学校高学年で終えてしまってる香港の学校。

それでは中学ではどんな英語の勉強をするのだろうか?と思ったら、

「普通の英語の文法の授業もあるけど少し難しい文法を学ぶ。それにプラス、中学ではディベートは必須で今まで習ってきた英語を使って話す事が求められる」

との事。

 

これを聞いて、これだ!と私は思いました。

 

やはりいくら英語に触れる時間が違うからとは言え、私も外国語を勉強していて常に思いますが話せるかどうかはやはり「話す機会どれだけ設けたかどうか」これに限ると思うんですよ。

香港の学生は中学生の時から英語でディベートの練習をしていたんですね!!!!

そういえば全然関係ないですけど、中学1年の時初めて英語の文法を習った日、クラスの女の子からメアド変更のメールが届いて見たら「i_like_english@」だった事があってめちゃめちゃ笑った記憶があります。

本人曰く使ってみたかったらしいです(笑)日本の中1の英語はこんな感じの文法から始まりますよね(笑)

 

高校では英語で行われる授業、英語討論、期末試験ではスピーキングテストも

中学で既にディベートの授業があったという事だけれど、それでは高校では一体どんな英語の授業を受けていたのか?と少し興奮気味に問うと、

高校では「英語で行われる授業」があり、そこから英語の高級文法を習う事もあるけど基本的には英語がわかる事前提で英語で聞く授業があったそうです。

その授業ではもちろん英語でディベートをしますが、高校ではもう少し厳しく論理的に話すための練習がされるそうで先生にそれを評価されたりするんだとか。

また、中間試験や期末試験などの試験では「リスニング」「読解」だけでなく「スピーキング」の試験があるというではないですか!

そのスピーキングテストでは、発音がしっかり出来ているかの発音チェックも点数に入るというから‥‥日本や韓国とは全然違うので吃驚しました。

韓国も英語教育にはなかなか力を入れている方ですが、それでも普通科だとやはりスピーキングはやらず、ひたすら試験対策をしているイメージなので…

もちろん国の環境もありますが、この話を聞いていてやっぱり「話せるか話せないか」には教育の仕方もかなり関係しているなと改めて感じました。

 


 

ちなみに、ちょっと気になったので最後にこんな質問もしてみました。

 

私「こんだけ英語の教育を受けていても、やっぱり人間不得意ってあるし、クラスには授業についていけない子もいたんじゃないの?」

友「いたよ~まあある程度の知識はあるかもしれないけど、話す事が上手に出来ないクラスメートはちょいちょい見かけたよ。発音も綺麗に出来ない子は常に直されてたしね」

 

私「多分、結構大多数のアジア人が香港人は英語ペラペラだと思ってると思うけど、○○(香港人の友達)はどう思う?」

友「英語そこまで出来ないし人によるけど(笑)全く話せないわけじゃないし、確かに通じるとは思うけどペラペラではないんじゃないかな。。」

 

香港の場合は確かに、日本や韓国に比べたら日常で英語に触れる機会がまだある方かもしれませんし(観光地とかね)、環境の違いも確かにあるけれど、

今まで漠然と「香港では英語も公用語だから話せるんだろう」とばかり思っていましたが、英語教育にここまで違いがあるのを見ると環境の違いにプラス、

ここまで徹底した教育を受けているからこそのあのスピーキング能力がつくんだなあと思いました。

聞いてみるものですね~日本と韓国と違った英語教育を知る事が出来て聞いていて凄く興味深かったです!

 

それでは次の記事でお会いしましょう、さらば!




ABOUTこの記事をかいた人

こりあゆ。1993年6月11日生まれ。海外生活7年目、韓国生活6年目。2009年冬16歳の頃、韓国語を独学で勉強し始め半年後高校の夏休みを利用し1カ月短期留学。それからも独学で中高級まで終わらせ、高校卒業後18歳で渡韓。2012年9カ月間延世大学語学堂に通い卒業、2013年キョンヒ大学に正規入学し文化コンテンツ学専攻。夏休みを利用しフィリピン短期留学や、大学を休学しカナダ留学を経て、現在韓国で4回生をしています。