なのであまり気分良く乗る事が出来ない事が多い韓国の地下鉄。
なんですが、
今日まるで天使のようなハルモニに出逢いまして。(*ハルモニ=お婆ちゃん)
私は携帯見てて座ってる私の目の前に立ってるのがハルモニなことにも気付かずにいたのですが、
私の横に座ってたアジョッシが前にいるハルモニに、
「あんた、後ろあいたよ!そっち座りな!」
と言ってあげてるのをみて(ちなみにハルモニとそのアジョッシは他人 笑)、ハッとした私。前見てなくて全然気付かなかったんです。
そこで立ち上がって、どうぞ、とハルモニに席を譲ろうとしたのですが、
そしたらそのハルモニ、めっちゃ遠慮するではないですか…
「いいのよ、お嬢さん座りなさい!私次で降りるからいいの」
と私を座らせようとしてくるんですよ。立ってるの少ししんどそうなハルモニが、ですよ!
これが韓国でどれだけ奇跡みたいな出来事だかわかります!?!?!!
遠慮してるんですよ!!?!普段人によっては座ってる人の足傘でつついてどけと言ってきたり人の事思い切り突き飛ばして席取られたりしてるからもうこのハルモニが天使にしか見えない。エンジェル。
何度もいいですよ、と言うも笑顔であなたが座りなさい、と言ってくれるハルモニ。
いやいやどうぞどうぞと半ば無理矢理ハルモニに座ってもらうと、いいのに~ありがとう、と嬉しそうにしてくれて、横に座ってたアジョッシも笑顔でうんうんと頷いてました。
そしてハルモニが降りる時に、前にいる私に「ありがとうね、あなたここ座りなさい取られないうちに」と言ってくださって、
更にとなりに座ってたアジョッシも、「お嬢さんの席だよ、座りなさい」と言ってくれました。
―こんな美しいやり取りが今までにこの地下鉄であっただろうか―
いやアジュンマにも良い人はいるし、アジョッシにも良い人はいるのわかってるし、今までも席を譲って感謝の気持ちを表現してくれる人もいたし、若者が席を譲ってるのも見た事がある。
でも、やっぱり常に見ているマナーの良くない人達を見ているせいで、みんながみんなではないとわかっているにも関わらずどうしても普段見ている方のイメージが強すぎて。
私は席を譲るのが嫌なわけではなく、、、譲ってもらって当たり前だから「どけ」と言ったり、自分らが優先されて当たり前だと列を平気で抜かして手で人を押しのける、
そんな足腰ピンピンしたアジュンマアジョッシ達にはどうも快く笑顔でどうぞ~と言えないものがあったのですよ。
わかるかしらこの気持ち。←
なんだかその席のエリアだけは周りがパァッと明るい雰囲気だったというか、いつもの席争奪戦のピリピリしたアジュンマがいなかった上にそんな良い人達がいて平和すぎて本当に気分が良かったです!
出来るだけ席争奪戦には関わりたくないんだよなあ…
あと、韓国では席があくと、あそこ空いたよーと他人でも教えてくれたりするんですけど、そういうところはなんだかいいなと思います!
これはね、強めのアジュンマ達でも戦友が立ってたらやっぱり可哀想に思うのか、よく教えてあげてるのを見るのでちょっとそこは好きです。でもやっぱりそのアジュンマ自身は席譲らないんだけどね
普段こんな事があまりなかったから(笑)今日は朝から少しほっこりした日でした…!
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