- 皆さんこんにちは、こりあゆです!
ブログの更新が大分久々になってしまいましたが、私は元気に韓国で頑張っております。
Instagramの方にはもう上げていたし、ストーリーでも報告を軽くしつつ日常生活の事を一番頻繁に上げているのでもう読者さん達は皆さんご存知かと思います。
私は数か月前、韓国の大学を卒業したわけですが、
その後どうなったの?と沢山の方から質問を頂いていたのですが、ある程度きちんと確定して勤務が始まるまではお答え出来ていませんでした。
私、こりあゆは韓国で就職しました!
最近上げたYouTubeの方でも「就職についてはまた別にブログに書きます」とお話したし、詳しく知りたいという方が沢山いらっしゃったので記事にしますが、私の就職の事だけでなく韓国での就活の事についてしっかりまとめていきたいと思っているので、いくつかに記事を分けたいと思います。
今日は私の就職に関する記事を上げたいと思います!
卒業後、韓国で就職という形を選んだ理由
私の知っている限りでもそうですが、海外の大学を出た日本人学生の60~70%程は母国に帰国して就職活動をする形が多く、
決して珍しいケースな訳でもないのですが、日本の方が就職事情が今いいのにという理由で海外に残ると言うと大学側でも何で!?と驚かれる事も多かったですし読者さんにも沢山聞かれました。
理由はいくつかあるので上げていきます。
①韓国現地で大学を卒業していると、就活が比較的しやすい
外国人の韓国での就職って難しいと聞くけどどうなの?と聞かれますが、一概に難しいとは言えません。職種にもよります。が、確かに日本の大学を出た後渡韓して新卒で就活、となると限られてくるのでかなり難しいと思います。
韓国で外国人が就職をする際に、比較的有利なのは「技術」のある人(プログラミング、デザイン等)や、ネイティブでなければ勤められないという証明がしやすい言語教師(英語教師、日本語教師等)、または母国を含めた他の国での「経歴がある人(大体2、3年以上~)」です。
この通り、ビザも無ければ職務経験のない日本国籍の日本人が新卒就職をするのは結構厳しいものがあります。
ですが!
現地で大学(又は大学院)を卒業していると、大学卒業後に今私が所持しているビザでもある「求職ビザ(D10)」というビザを発行する事が出来、経歴がなくとも関連学科を出ていれば後に取得する事になる「就労ビザ(E7)」発行対象者になります。
求職ビザは最長2年間延長可能で、このビザを使ってインターンをしたり資格取得をしたり、面接を受けたりと卒業後に就職をする為に少し時間が出来ます。
※D10ビザについては、最近少し延長の際審査が厳しくなった?との話があるので今度まとめて記事にします。
そしてこちらで大学を出ているとほぼ韓国語での疎通に問題ない場合が多いし、何より就労ビザの発行対象者になるので、企業の方でもビザ対象者であると外国人でもチャンスをくれる場合が多いです。
このように社会経験ゼロの大学出たばかりの身でも、韓国現地での就職チャンスを貰える環境があるのもあって、現地での就職を視野に入れ始めました。
②日本人である自分が活かせるのは母国語
元々、かなりざっくり言いますが「韓国のコンテンツの日本マーケティングがしたい」と思っていた私。
こういった仕事を日本でも出来なくはないのですが、私の韓国語能力云々よりも、私の日本語が母国語である事に需要がある事に気付いてから、韓国で日本語ネイティブ、日本文化を良く知っている人材を欲している企業が思ったよりもある事に気付いたんです。
そこから、日本でではなく韓国で日本マーケティングをしたいな、という風に思い始めました。
もちろん日本でも韓国でも両方の言語がネイティブでビザが必要のない在日の方もいらっしゃり、そういった方がやはり優先されてしまう事も多いのが純日本人には厳しい所なのですが、またこれに関しては就活の記事で書きたいと思います。
③日本の就活に疑問。真っ黒な就活生をボストンで見た時の衝撃。
韓国も大企業だとあまり変わらないですし、日本でもスタートアップやベンチャー等では少しずつ変化がみられる事もわかってはいますが…!
実は私も、卒業後、日本で就職しようと思っていた事がありました。
カナダ留学の際、アメリカで開催されたあの「ボストンキャリアフォーラム」に参加した事も旧ブログに書きましたよね。就活の雰囲気が見てみたいし勉強のつもりで行き、行って良い経験ではあったのですが、
数万人もの学生が頭からつま先まで真っ黒な恰好をしてぞろぞろ会場に集まる姿を見るとボストンの人達は「今年もこの時期が来たか」と思う程とにかく異様だったんです。
(キャリアフォーラム公式サイト動画より拝借しました)
髪は元の髪色より黒いんじゃないかってくらい真っ黒、女性はヒールのある黒いパンプスが必須。第一ボタンまで留めてリクルートスーツ。皆制服みたいに同じ格好で、身だしなみの域を超えている…。
会場に入れば、すみっこでひたすら自己紹介の部分だけを修正し「御社が第一希望です」と全ての企業に履歴書を出しまくり数をこなせばなんぼ、大企業で選考が進めば成功、というあの空気。
あの空気の中にいると自然と自分も、と思うのですが、ホテルに戻ると物凄い違和感。
就職するって、そういう事なのか?
キャリアフォーラム自体大企業が多いので、そもそもこれだけで日本の就活がどうだ、と判断する気はないし凄く良いイベントで、ただ私のスタイルではなかっただけで…。
それにもちろんお金がないと生きていけませんから、そういったスタイルで就職する事は本来正しくてむしろ偉いのかもしれません。それが普通なのかもしれません。
でも、何より私には女性は黒いヒールのあるパンプス、スカートは短いのもダメだけど長すぎもダメ、地毛より黒い髪色、といった就活ルールが志願者の判断基準に置かれているのが理解出来ませんでした。
日本の文化だと言われればそれまでなんですけどね(笑)ただどうしてもそれが常識となっている事が非常に窮屈に感じたというか…うまく表現出来ませんが。ただ単に常識外れなだけ…かもしれないですが少なくともたまにネットで話題になっているようなので、少なからず日本人でこう感じてる人いるんじゃないでしょうか。
韓国でもこういう風潮は無くはないものの、
韓国は、スーツの中はフォーマルであればシャツでなくても自由ですし、リクルートスーツでなくてもOK、ヒールが無くてもOKと服装や髪型にはそんなに厳しくないイメージです(大企業は別)
日本の就活に悪いイメージを持ったというよりは、そんな一種の作業のような就活は自分には合わないからやめよう、と改めて思った機会になりました。だから韓国でもそうなりがちな公開採用時には志願しませんでした。
もちろん日本でもそんな会社ばかりでないのはわかっていますので、フォーラムとはまた別にやりたい業務が出来る日本にある韓国の会社を1社だけ受け最終選考まで進んだ事もありましたが(そこはとても素敵な会社で、スーツで判断するような事もなかったです)
韓国でインターンの志願等をしているうちに韓国の就活スタイルの方が比較的自分に合うかなと思ったのもあり、結局韓国に残る事を決めました。
④韓国でコンテンツの配信をしていく基盤を作りたい
これもかなり大きな理由の1つです。
私にとってほぼ10年続けてきたブログ等のコンテンツはこれからも続けていきたい趣味であり仕事だと思っています。
こういった配信をしているので、私がやりたかった仕事を、言ってしまえば少し違った形で1人で配信出来ているわけで就職する前周りからも「就職という形と取る必要はないのではないか?」とも言われたし、
私自身もいずれはフリーで…、と考えていたしコンテンツに費やせる時間が激減するのもありかなり悩みました。
でもやっぱり現地で大学に入学して今まで頑張ってきた分、自分がやりたいと思っていた仕事をやっぱり企業に属してやってみたい、学ばせてもらいたい!という気持ちが大きかったのと、
いずれ自分がどういう形で仕事をする事になるにせよあまりに色んな面で未熟すぎる自分には社会人経験はやっぱり必要だ!と思いました。
そして奨学金を貰えなかった学期に留学…両親にはかなり負担をかけてしまったので早く今までの分を返し始めつつ親孝行していきたい気持ちもありまずは就職という形を取りました。
今は今の環境で頑張って段階を踏み、いずれは取りたいビザの取得をし、韓国から更に幅広い情報が配信が出来る形を目標にしています。
でもそうやって悩んだからこそ、満足した形で就職したいと思って色んな会社の面接を受けたので、面接編のブログも書きたいと思います(笑)
就活の結果。
卒業の数か月前~先月初め頃まで、とわりと短い間で沢山面接を受けたのですが、いくら大学をこちらで出ているとはいえ会社側もビザを出さなくて良い事に越した事はないので…ビザの壁は結構大きく、
最初の方で受けた企業で結構規模のある所から合格の電話を貰ったのですが、その数分後電話で「面接ではビザ出るって言ったけど、ビザ出せないみたいごめんなさい」と言われる事件が…。
前回のアルバイトの記事にも書いたように、会社の規模=ビザ確実ではないと身をもって知った出来事でした。
ビザに関しては最初から面接で確認するようにしていたものの、こういうきちんとしてない会社かなり多くてですね~…。面接編で詳しく書きますが、結構振り回されました。
最終的に今回の就活で「しっかりビザが出る会社」からは、内定を3社頂きました。詳しい仕事内容などは明かせませんが、軽く条件をまとめると
A社:ビザに関しては無知だが法律事務所を通し入社後すぐに用意。面接中業務内容に矛盾する内容が多々あり少し不安。会社へのアクセスが良い。インセンティブ支給がかなりある、昼食は自費。残業を残業と思ってない。
B社:ビザは試用期間でも今のビザが切れるまでの期間を考慮し1カ月で準備(かなり積極的)。面接での印象や業務内容が良かった。元々の業務時間が長いのにそれにプラス残業だが残業手当あり。アクセス良い。昼食支給。夜も支給
(という事は毎日残業)C社:ビザは試用期間終了後(3か月後)。業務内容や会社への印象がとても良い。基本的には定時退勤。家からのアクセスは良くはないが駅近。福利厚生が良い方、昼食支給。
とまあ、どこに入社したかは一目瞭然かもしれませんが…(笑)受かった3社の中で早い段階で内定が出たA.B社ですが、A社はビザがすぐ確実だった事以外はあまり魅力を感じられず、B社も最初は悩みましたが…。
私の中で結構自分の時間を持てないとブログも書けないので最初から「残業なんてあって当たり前」とそれが普通になっている会社は出来れば避けたい部分がありました。もちろん仕事が残ってる日は残って自分の分終わらせるべきなのでたまにするくらい何て事ないのですが…。
その後、ずっと志願したかったけど自分は条件に合わないと思って諦めていたC社にダメ元だ!と思って問い合わせからしてみると私のような条件でも志願をさせて下さって、書類、一次面接、二次面接に漕ぎつけて奇跡的に内定を頂きました…。ので、ABは最終的に断りました。
またA、B社での面接に関しては面接編で……!
にしても本当に「拾って頂いた」という感じで、入社する事になった会社には感謝の気持ちでいっぱいです。
そもそも足りない部分が自分にあるのを自覚しての志願だったので、もちろん会社からしたらそれがマイナスに働いた事に間違いないのに、少しでも私に出来る事があるかも…と信じて下さった事に感謝しかないですTT
(会社からの入社祝い↑)
まだ働き始めて数週間ですし試用期間なので安心出来ませんが…!もっと色んな事が出来るように、チームの数字に貢献出来るように頑張りたいです!
どんな仕事をしている?
(↑私のデスクです…!)
沢山聞かれた質問なのですが、今までとは違い会社の事で…。あまり多くの事は明かさない事にしているので詳しくは書けなくて申し訳ないのですが…!
仕事はざっくり言うと、韓国のとあるコンテンツの日本マーケティングをしています。本当にざっくり(笑)
実際携わってみると、自分の想像していたよりもはるかに業務の幅が広くて面白くて、楽しくお仕事をさせて頂いています!
「語学堂時代みたいに、普段の日記が見たい!」と言って下さる方が有難い事にいらっしゃるので、【こりあゆの日常】というタイトルでゆるめの社会人生活の日記もこのブログに書こうかな、と思っています。
それにしても、今の段階では会社に行きたくないだとかそういう感情なく、今日も学ぶぞ!頑張るぞー!という感じで毎日出勤出来ていて、
会社の人達もみんな良い人で‥‥そのおかげがとても大きいです(涙)今は仕事をテキパキとこなせるようにならなければいけないのでとにかく頑張るのみです。
それにしても、前回の記事で書いたアルバイトでもそうですが、就職する事になった会社でも毎日フォトショを使って作業しています。
全く上手でもなければ、知識も不足してるので足を引っ張っているばかりですが、、それでも齧るだけでも学んで良かった…!と思いました!
どこでどう経験が繋がるかって本当にわからないものですね!
さて、私の就職報告は以上になります!
また韓国での就活について(質問回答含め)、就労ビザについて、面接についての記事を分けてまとめていきたいと思うので少々お待ち下さい…!^^
それでは次の記事でまたお会いしましょう、さらば!です!