こんにちは、こりあゆです。
私こりあゆは、韓国で学生として暮らして6年、韓国の「奢り文化」に慣れるのにはかなり時間がかかりました。
前にも少しブログに書いた事があったかと思いますが、
私は韓国の大学に入って後輩が先輩に「ご飯奢って下さい~」というのが挨拶レベルに当たり前なのを見てびっくり、友達同士でも何かあると「今日は私がご飯奢る!」と言っていて2度びっくり、
とにかく韓国って人にご飯を奢りまくるんです(笑)
ちょっとこの「奢り文化」について私の経験を今日はシェアしたいと思います。
私こりあゆの誕生日は6月11日でして、無事25歳になったわけなんですが、
誕生日の話を友達としていると、毎年思い出すこの文化。
日本では普通、誕生日パーティーなんかを友達同士でする時、会計は大体割り勘かまたは主役の子に全員で奢ってあげるようなパターンが多いですよね。
ですが、
韓国では誕生日の主役に奢ってあげるのではなく、誕生日の人が祝ってくれた人に奢ってあげる文化があります。
正直に言いますが、これめちゃめちゃキツいです。(笑)
2人ならまだしも、大人数で祝ってもらっちゃったら、嬉しいけど、破産しますからね!!!
大学生だとまあ人数が多いとさすがに全員分の食事は負担になるので、2次会でカフェに行ったり軽く飲みにいったりする時そこで払ったり、
バイトをその時してなかったら普通に割り勘にしてくれたり、人によってはあまり気にしなかったり、カップルの場合はまた違ったりとケースバイケースではありますし、
結局は祝ってくれた友達の誕生日になれば相手も同じような状況になるので、プラスマイナスゼロではあるんですけどね。
それにプレゼントを用意してくれた友人には、食事くらい払うのがマナーという考えでもあるのかもしれませんね。
その他にも、ドラマなんかでもよくこういう掛け合いが出てくる事ありますが、何かお祝い事があったり特に仕事系で「就職した、バイトが決まった、インターンが決まった」という報告をすると、
「じゃあ今日はこりあゆが奢ってくれるよね^^」
となります(笑)
もちろん韓国の子達は自ら「よしインターン決まったから今日は奢るよwwwwwwwww」「奨学金入ったからこれ私が払うねwwwwww」と言ってくる事も。
これ社会人でもなく学生がですよ。日本ではあまりない事なんじゃないでしょうか。
これはやっぱり韓国の文化の1つで、
特に韓国人って自分と無関係の他人にはちょっと無関心すぎる部分があるのですが、一度親しくなると自分と親しい人にはとことん尽くしたがってくれてよくしてくれる傾向があるので、
自分に何か良い事があった、お金が入ってきた→だから何か自分の親しい人と共有したいしご飯奢ってあげたいという思考になるのかな、だからこういう文化が生まれたのかな、と個人的に思います。
これが当たり前なので外国人からしたら、何故奢れと言ってくるのだろう…と最初は吃驚するかもしれませんが(未だに私は慣れませんが笑)
よくブログ記事で「地下鉄の自己中すぎるアジョッシアジュンマ」の事を書いていたりするので、これだけ読んだ方々は少し印象が良くなかったかもしれませんけど、
韓国の情深さを感じるのはこういう所だなあと改めて思うのです。もちろん自分が奢る立場になった時の出費はとても痛いんですが(笑)
一度親しい仲になると、お節介でもいいからよくしてあげたいし何か困っていたら手伝ってあげたい。こういう「~してあげる」というのが当たり前である文化って素敵ですよね。
私の周りの友達の中に、
社員割引でスタバが30%オフで飲める友達がいたんですが、その友達からはその会社に入ってすぐ「皆!スタバ奢るよ!」と連絡が(笑)
結局5、6人分買ってくれたので、30%オフなのにむしろかなり出費している事になると思うんですけど…惜しまないんですよねえ、そういう所(笑)
たださすがに物を買ってあげるという事はあまりないです。
韓国でよくあいさつ代わりに使う言葉が「ご飯食べた?」だというのはもう皆さんご存知だと思います。カカオトークでも電話でも「ご飯食べた?」は日本で言う「元気?」みたいな物だったりしますよね。
こういう所からもわかるように「ご飯を一緒に食べる」という行動が韓国では人と人とを繋ぐ大事な手段になっているのだと私は思います。
いかがだったでしょうか?
私はいつも、韓国で暮らしていてこういう文化を目の当たりにして「そんな奢ってばかりじゃお金無くなっちゃうんじゃ・・・」と見ていてこちらが心配になってしまう事もあったのですが(笑)
私もこれから本格的に社会に出るとなったらこういう機会が増えると思うので、覚悟したいと思います…(笑)
それではまた次の記事で!さらば!
*私は海外に行く際に、トリバゴで安い宿を探しています。